彼と付き合って
まだ間もない頃だったので
今から２年ほど前のことです
連休で混雑している駅のホームで、
改札口へと続くエスカレーターに乗ろうと
長く伸びている行列の後ろに
私と彼は並んでいました。
当時はまだ
都会の人の多さに慣れておらず、
「今日お祭りでもあるのかな？
」
などと思いながら（笑）
ゆっくりと進んでいく列の中で
自分が乗る順番が来るのを
待っていました。
そしていよいよ
自分の番だ、という時。
横から女性が何食わぬ顔で
私の前に入り込み、
何事もなかったかのように
エスカレーターに乗っているではありませんか
笑
「私はずっと並んで
待っていたのに、、！」
モヤモヤした私は、彼に言いました。
「ねぇ、あの人
割り込んでくるなんてずるいよね？！」
（ほんとはがっつり方言で喋っています 笑）
すると彼は
にっこりして答えました。
「でも、あの人は列に入れてよかったよね。
しおりも入れてくれたら嬉しいでしょ？」
私はその言葉を聞いて
自分の人としての器が
いかに小さかったか
を思い知らされたのでした
自己啓発や心理学など
たくさんの本を読んだり、
生活の中で実践してみたり、、
「自分の内面は大きく変わった！」
私はそう思い込んでいました。
でも
この時のように
不快な出来事が起こった際の
自分の反応を客観的に見てみると、
「自分は本当に変わったのか？」
ということがはっきりとわかります。
この反応こそが、
答えなのです。
あれから２年、、
彼にこの話をしたら、
「あ、そんなこと言ってたんだねぇ」
と全く覚えていない様子でした
笑
読んでくださって
ありがとうございました💐
Shiori.