「自分の価値」を決めるもの

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ローマ時代の哲学者、

エピクテトスの本が面白くて、、!

寝る前に少し読むこと、が最近の

楽しみな夜のルーティンになってます。

 

好きな言葉はたくさんあるのだけど、

昨日読んでいた時に

『私は美しい馬を持っている、と言うな』

というのがあって。

 

 

ローマ時代での「馬」は

高速の移動手段の一つでもあったので、

今で言うところの「車」のような存在。

 

美しい馬を持っている、とは

良い車を持っている、と同じようなもので、

そういう素敵なものを所有していると

”つい誰かに自慢したくなる”心理は

どうやら昔からあったらしく、、

 

それについてエピクテトスは

 

「美しいのは”馬”であって、

 所有している”自分”もそうだと

 勘違いしてはいけない」

 

と、バッサリ。

耳が痛し。笑

 

 

自分自身の価値を

日々コツコツと磨いていくよりも、

何か価値のあるものをぽーんと買って

それを「自分の価値」として刷り込む方が

圧倒的に手っ取り早いし、

自分と向き合わなくて済む。

 

私もよくやってしまっていたのだけど、

「本物」の人間力や魅力を

持ち合わせた人と出会うことで、

いかに自分が自分以外の”もの”で

等身大以上に見せようとしていたか

初めて気がついたのです。

 

 

そういう所有の仕方は

やっぱり自分自身が虚しくなるし、

”本当に欲しいもの”が何なのか

どんどんわからなくなっていったから

 

エピクテトスの言うような

「勘違い」をせずに自分自身の内面を磨く、

ということの大事さが今はよくわかります。

 

そのうえで、

 

”美しい馬”に見合うような

素敵な自分になるために、

自分自身の人間力や魅力を磨く

 

というのもありだなぁと。

 

 

このジュエリーに見合うような

素敵な自分になるために、

このブランドのバッグに見合うような

魅力ある自分になるために、

それを買う、所有する。

 

その”所有”は

自分を高めていく上での

いいモチベーションになると思うのです。

 

 

「所有しているものの価値」と

「自分自身の価値」を

完全に切り分けていること。

 

周りの人にすごいって思われたい!

という「意識が他人に向いている」状態ではなく、

こういう自分になりたい!という

「意識が自分に向いている」状態であること。

 

 

このふたつが揃っていたら、

”素敵なものを所有すること”は

頼もしい味方になってくれるはずです^^

 

 

***

 

 

さくらもちのシーズンは、

ひたすらさくらもちを撮り続けるよだれ

 

 

 

ではまた〜!

 

原田しおり

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