人は誰しも、どこかしらのフェーズで
「自分探し」
をするタイミングが来ます。
人生で誰しもが
何かしらのスナフキンモードになって、
どことなくニーチェを搭載するのです。
(そう、かつての私のように、、、笑)
就職して3年目くらいの
なんとなく今の仕事に慣れてきた頃に
「私がやりたかったことって、
ほんとにこれなのかな……??」
「もっと自分に合った仕事が
他にあるような気がするんだけど、、」
って”転職”を視野に入れ始めたりする時とか、
自分のこれまでの価値観や生き方を、
大きく変えてくれるような人や本との
出会いをきっかけに
「私もそういう生き方したい!!」
「新しい自分をもっと見つけたい!!」
みたいに
心に成長欲が着火した時とかに、
「自分探し期」に突入します。
で、その時期の攻略を間違えると
「化石」になります。なりました。
「自分探しを楽しむ自分探しをする人」
っていう、
悟りを開いたような仏のような微笑みで
本をめくる人間のお姿をした「化石」になる、、、
自分探しのプロセスで得られる
「新しい価値観」とか
「新しい自分」を知るだけで満足してしまって、
ずっと同じ場所にとどまってる。
気づいたら、
動きたくても動けない状態になってる。
そういう「化石」な自分に
なってると気づいた時には、
もう地層の奥深くにのめり込んでる……笑
これって、
「自分探し」の落とし穴だなぁと。
「自分探し」って、終わりがないんですよね。
人間の内面的な成長に上限がないように、
新しい価値観も新しい自分も、
どこまで発掘していっても、
いつまでも、何かしらの”新しい発見”がある。
しかも、
過去・現在・未来っていうそれぞれの時間軸に、
それぞれ発掘しがいがあるような出来事が
無限にあるんですよね。
過去のトラウマ、
現在進行形で起こってる問題、
未来への不安や焦り、、、
発掘作業に没頭しようと思えば、
永遠にできてしまう。
そこには”新しい発見”っていう
お宝ももれなくついてきてしまうから
「気づいたら何年も発掘作業してたわ….」
みたいなことも、全然あり得るのです
私はよく
「行動したくない時の逃げ道」
として、発掘作業をしてました。
過去にこういう失敗をしたから、
きっと今回もうまくいかないだろうな……
→「行動しない」を選ぶ
みたいに、
都合のいい発掘を繰り返してたわけです。
けど、それをやってるうちは
自分を変えることなんてできない。
発掘作業がある程度終わったら、
次の段階に進まないといけない。
あなたの人生をかけて成し遂げたいことは、
「自分探し」ではないはず。
あなたには、
あなただけの取り組むべき使命があって、
その使命を成し遂げるための
ひとつの”手段”として、
「自分探し」をしていたはずなのです。

「人生をあっちゅうまに変えてくれるような
”大発掘”に、いつか出会えるんじゃないか」
苦しくなってきた自分探しから
なかなか抜け出せない時って、
そういう棚ぼた的な期待を
無意識に握りしめてたりします。
元ぼたもちハンターproの私から言わせてもらいますと、
そういう”発掘”だけを求めてると
本当に見つけるべき”ダイヤの原石”に
気づくことができなくなる
と思ってます。
最初から
「私は、、、、
これをするために生まれてきたんだ、、、っっっ!!!」
みたいな世紀の大発見をする
ド派手な演出が入るパターンよりも、
「……ん、、、、??
なんか、、、
意外と楽しいかも、、……???」
くらいの入り口からスタートして、
気がついたら沼の奥深くまで
引きずり込まれてたんですけど??!
みたいなパターンの方が、
実際は多いのではないかなぁと。
心にちょこっと灯った小さな炎に、
毎日少しずつ薪をくべていくことで、
最終的には
ちょっとやそっとでは消えない、
大きな大きな、力強い炎になる。
自分が本当にやりたいこととか、
自分が心から理想としている生き方とかって、
そんなふうに目の前のことに
ちょっとずつ自分のエネルギーを
日々注いでいくことで、
ちょっとずつ形作られていくものだと思ってます。
今、自分の心に灯ってる
「小さな炎」を見逃さないこと。
そして、
その「小さな炎」を大きくするために、
今できることを、
今やってみること。
苦しくなってきた”無限自分探し期”から
抜け出すきっかけとなるのは、
そういう小さな”半歩の勇気”だったりします。
(時々落っこちてくるぼたもちも、
もちろん美味しくいただきながらね!笑)
ではまた〜!ʕ•ᴥ•ʔ