あなただけのビートを、思いっっっきり刻んでいく

本屋さんで強烈にビビッと来た本。
なんて心惹かれるタイトル、、ッッ!!!


「この人の文章、なんか好き……!」

っていう作家さんが何人かいて。

森見登美彦さん、三宅香帆さん、
ジェーン・スーさん、さくらももこさん、
石井ゆかりさん、しいたけ.さん、などなど…


その方々全員に共通してるのが、

まさにこの「いい音がする」ということ。


その人にしか響かせることができない
「その人独自のビート」が、

文章全体から滲み出てるんですよね、、!


作家名を伏せて文章だけ見せられても
「あぁ、あの人の文章だな」って、
瞬時にわかるような感じ。

売れる漫画のキャラクターは
シルエットだけで誰かわかるらしいけど、
その文章バージョンかなぁと。


独自のビート=その人だけの「音」が、
たっぷり表現されてる文章。

それが、「いい音」を響かせる。


私が文章を書くことを
心から楽しめるようになったのって、

この自分独自の「音」を見つけて、
表現できるようになってくらいから。


それまでの私が
文章を書くときに意識してたのって、

「いかに正しい文章を書くか??」

っていうことで。

言葉遣い、文法、句読点の付け方、、

間違ってないか適切かどうか、
そればっかり気にしてたんですよね笑


本当はこう書きたいけど
文法的には”正しく”ないから
全然違う表現に書き直す、とか。

そういうことしてるうちに
私の文章はどんどん整えられて、
どんどん”加工された”文章になっていって。

そして、

好きだと思ってた「文章を書くこと」が、
どんどん好きじゃなくなっていった。
楽しさを感じられなくなった。


こういう文章って、
「音」がなかったんだなぁと。


どんな人が書いてるのか、
どんな感情で書いてるのか、
どんな想いがそこにあるのか、

読んでいて全然伝わってこない。
書き手の人柄や本音が見えてこない。


書き手も読み手も誰も幸せにならない
そんなオトナシな文章が変わったのは、

きちんと整えられた正しい「書き言葉」から、

人と話してる時の自分に近い
素の「話し言葉」に変えていったから。

そこが大きな分岐点になったんですよね、、!


文法的には間違ってる、
けど人と話してるときには
こんな言い方するよね〜っていうのを
基本的な文章の「型」にして、

そこに小ネタやらボケやら
勝手に作った造語やら擬音語やら、、


「書き言葉」では絶対に使わないけど

「話し言葉」ではこんなこと言ってる、
むしろこんなことしか言ってない、みたいな笑

そういう言葉を積極的に選んで、

できる限り加工することなく、
そのままの形で書く。届ける。


そうすることで、

より自分の言いたいことが、
自分が本当に書きたい文章が
書けるようになっていったのです。

やっと自分本来の「音」を
文章で表現できるようになってきたんですよね、、!


自分独自の「音」を響かせるのって
こんなに楽しくて嬉しいことなんだなぁと、
文章を書くようになってから知ったのです。


***


文章じゃなくっても、

人それぞれ響かせてる「音」って
きっとあるなぁと思ってて。


この人ってなんか魅力的だな〜
吸引力のあるオーラ放ってるな〜
みたいな人って、

それだけ「いい音」を響かせてる

っていうことなんじゃないかなぁと、、!


話し方や在り方、
ちょっとした言葉や所作の端々に
「音」が滲み出る。

その人がその人にとっての
「いい生き様」ができているとき、

自然と「いい音」が響いてくように思います。



あなただけのビート、刻んでいこうッッ!!

ではまたっっʕ•ᴥ•ʔ

目次