【傲慢と善良】「選ばれる自分」になった先にあるもの

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どの本屋さんに行っても推されてて、

けど誰からか何かで聞いた

 

「”婚活”の話がメインになっている」

 

というのを知って

私はあんまり興味ないテーマだから

読まなくていいかな〜と思ってたんだけど、

あまりにも本屋さんで目にしすぎて

ついに購入してしまった。

 

ポップの威力ってすごいよね、、笑

 

 

辻村深月さんの『傲慢と善良』

 

 

人間誰もが持っている

繊細で複雑な内面の描写が、

とんでもなく素晴らしかった。

 

 

辻村さんの作品は

今作初めて読ませてもらったんだけども

 

そういう言動する人いるよね、っていう

”そういう言動”をその人が選ぶようになった

背景だったり環境だったりの描き方が

リアルすぎて怖いくらいだった、、

 

 

 

私はそもそも結婚願望がなかったから

婚活自体はしたことがないんだけど

 

理想のパートナーと出会う、付き合う

っていうことに関しては

長年ずっとうまくいかなくって

 

恥ずかしいくらいに空回りしたり

自分を責めたり蔑んだり、

さすがにお祓いに行った方が

いいかもとか思ったり笑

 

 

婚活において、ではなかったけど

この本にも書かれているような

 

「選んでほしい人に選ばれない」

 

っていう経験を何度もして

そしてそんな時期が長かったから

 

「選ばれないこと」のしんどさだったり

そこに伴う自己嫌悪とか劣等感とか

なんとも言えない独特の孤独感とかは

ことごとく感じてきた方だと思う。

 

 

 

「選ばれない」ことに

すっかり疲弊していた当時、

素敵な彼がいる友達の悩みを聞いていて

 

「そんな素敵なパートナーがいるのに

 何を悩むことがあるんだろう、、??」

 

ってすごく不思議だったんですよね照れ

 

 

自分の好きな人に

「選ばれて」いる。

 

 

そんな難易度の高い

奇跡みたいなことを成し遂げてるんだから

あとは何が起こっても無敵、というか

「幸せな人生」として完成されてるから

悩みなんてものはないんだろうなと思ってた。

 

 

 

けど今

実際に理想のパートナーと結婚して

「選ばれた」状態になったわけだけど

 

 

理想のパートナーがいたって

「選ばれた」人生になったって

”これさえ叶ったら”の”これ”を

やっとの思いで手に入れたって

 

当時のその友達がそうだったように

いろいろと悩みは出てくるし、

また別の叶えたいことや

手に入れたいものが出てくるしで

 

完成された人生、には

まったくもって程遠すぎるwゲラゲラ

 

 

 

むしろ

以前この記事にも書いていたように↓↓

 

『31年間生きてきて

 もっとも生きてる意味が

 わからなくなった感覚を味わった』

 

っていう時期もあったりとかして、

あれだけ自分の心を重くしていた

「選ばれない」ことへの悩みが

可愛らしく感じてしまったほど、、

 

 

「”選ばれ”さえすれば

 幸せな人生が確定する!!」

 

って思ってたけど

全然そんなことはなかった。

 

 

選ばれること、がゴールだと思ってたけど

それはゴールではなくって

新たな別の理想(ジャンルは違うけど)が

生まれるスタートの場所になってるとわかって

 

完成された人生、なんて

一生来ないと思った。笑

 

 

選ばれたって

理想のパートナーができたって

自分を生きることに変わりはないから、

結局は自分自身との向き合い方や関わり方が

幸せな人生をつくっていくんだなぁと。

 

 

 

私の場合

好きな人を振り向かせる

恋愛テクニック的な知識を

必死で取り入れてた時は

全然うまくいかなかったんだけども

 

自分の好きなことをしまくって

自分を大切に扱う、

自分との関係を良くしていくことに

時間とお金をかけるようになってから

急激に恋愛運(モテ運?w)が上昇したから

 

 

「選ばれたい」ときほど

周りの人ではなく”自分”に意識を向けること、

”自分”との関係をより良くしていくこと

 

 

が大事なのかなぁと思っています(*¨*)

 

 

 

 

婚活中の人だけではなく

人間の内面的な動きの解像度を上げたい人もぜひ!

 

 

ではまた〜花

 

 

原田しおり

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