昨日、剣道の記事を書いてた時にふと思い出したのだけど、
面(頭に装着してるあれ)をかぶる前に、
頭に「手拭い」を巻くんですね。
シンプルにいうと、薄い布。
で、その手拭いにはそれぞれ「言葉」が書かれていて。
「不動心」とか「百戦錬磨」とか「雪見大福」とか(うそです笑)
かなりたくさんの種類があるんですが、
私が一番よく見かけたのは「守破離」でした。
先生から教えてもらった”型(教え)”を、まずは忠実に守る。
そして、その”型”をさらに磨いて、発展させて、破っていく。
最後は、その”型”から離れて、自分独自の新しいものを生み出していく。
これって昨日の
「道を極めていく」っていうのでも大事だし、
よく言われている「成長が早い人」の特徴にも
共通しているなぁと思うんですね。
まずは、教えられた”型”どおりに、
とりあえずやってみる。
「えぇぇええ〜〜〜???!
それ、ほんとにぃ??
ほんとに効果あるの???」
って思ったとしても、とりあえず、やってみる。
気が進まないような地味なことでも、
自分のキャラに合わなさそうなことでも、
背伸びしてトライしないと難しそうなことでも、
とりあえず、やってみる。
(そもそも、その”型”を教えてくれてる人が、自分が本気で憧れてる人や尊敬してる人であることが大前提です)
「とりあえず」やってみたら、
自分に合うスタイルがわかるから、
それを吟味していって、
自分独自のアレンジをしていって、、、
っていうのが、大事なんだと。
そう、以前の私は思っていたんだけど。
今は、その考えが少し変わってきて。
教えてくれた”型”を取り入れてみることで、
「その人がどんな感覚で生きているのか」を、
自分も疑似体験することができる。
この「感覚の疑似体験」が、
ひじょーーーーに、すごくすごく、大事なのだと。
マインドとかノウハウとかって、
木の”葉っぱ”の部分だと思っていて。
その”葉っぱ”をたくさん集めただけでは、
大元である本体の”幹”の部分は、
変わってくれないんですよね。
私自身、たくさんの自己啓発系の本を読んで、
セミナーに行って、学んだことをノートにまとめて、、、
大量のマインドやノウハウを詰め込んでは、
それで自分が大きく成長したような気になっていました。
でも、”幹”は、相も変わらず、
「以前の自分のまま」だったんですね。
つまり、”葉っぱ”をたくさん集めることに満足して、
肝心の”幹”は放置されていたのです。
「なるほど、、!この人はこういう基準で考えてるんだな、、!!」
みたいに、一見、感覚が変わったように思えても、
それはその感覚を「知識として学んだ」だけで、
感覚が本当に変わったわけではなかったのです。
(最近になって、ようやくその微妙な違いがわかるようになった!)
で、昨日の「道を極める」の話にもつながっていくんですが、
その極めていく中で会得できる「感覚」は、
やっぱり「その極めていく中で」会得できるものであって、
だからこそ、
”幹”を一日で変えてやろう!なんて、
とうてい無理な話で笑
毎日少しずつ、
ロールモデルとしている人の”型”を取り入れて、
実際にやってみることでほんのり感じた
「こういう感覚で生きてるのか、、!!」を、
コツコツ積み重ねていって、
ちょっとずつ、”幹”の部分を成長させていく。
そうやって憧れの人と自分の感覚を、
毎日ちょっとずつすり合わせていくことで、
日常の何気ないふとした場面で、
自然とその人の思考回路が
自分の中にぽっと湧いてくるようになります。
細かいテクニックとかマインドとか、
そういう”葉っぱ”を必死に集めなくても、
自分が目指す”幹”の基盤ができていれば、
そこから生えてくる枝も、葉っぱも、
勝手にその”幹”にふさわしいものになっていく。
その人と同じような言動を選んでいこう、と思わなくても、
気がついたら勝手に「選んでた」くらいにまで
”幹”を育てていけるのが理想だなぁと、、!
ある程度その”幹”が育ってきたところで
自分オリジナルの感性や気質を織り交ぜていくことで、
”唯一無二の理想の自分”が出来上がっていくのだと思ってます。
まずは、「とりあえず、やってみる」から!
ではまた〜ʕ•ᴥ•ʔ