前回書いていた「枠の外からの誘い」って、
実は映画や漫画では
鉄板のストーリー展開なんですよね、、!
主人公のいつもの「日常」を破壊して、
新しい世界へと連れ出して行ってくれる存在が
必ずストーリーの中に配置されてます。
タイタニックのローズにとってのジャック、
ワンピースのルフィにとってのシャンクス、
キングダムのシンにとってのヒョウ、
日本の人類にとってのちいかわ、、、
その「存在」によって
本当の自分らしい生き方へと
導かれていったりだとか、
そこから大いなる理想が生まれて
それを得るために冒険にでたりだとか、、
主人公のストーリーを大きく動かしてくれる、
重要な役割を担っているんですよね。
で、ここで面白いなと思うのが、
ジャックとかシャンクスとかって
「味方」
「メンター(指導者)」
みたいなポジションの
尊敬できる人、憧れの人のような
「プラスなイメージの人」
の場合もあれば、
それとは正反対の場合もある!ということ。
例えばタイタニックだと
ローズにとってのキャル(婚約者)って、
ローズを自分の思い通りにしようと
ねちっこい計画をあれこれやってみたりだとか、
自分のことしか考えていないような言動が
誰よりも目立ってたりだとか、
タイタニックでは悪役のようなポジション。
「敵」
「ダークサイドの権化」
みたいな存在なんですよね。
でも、ローズはキャルという人が
自分の婚約者になったことで
「あたしの人生ってほんとにこれでいいの??」
「あたしが人生で本当にやりたかったことって、何だったっけ???」
っていうのを、強く、深く、考えるようになる。
自分の本心や本当に望むことを知るのって、
何もないところからいきなり思いつくことって
あんまりないんじゃないかなぁと思うんですね。
めちゃくちゃ苦い経験や違和感を感じた瞬間が
「コントラスト」みたいになって、
あぁ私って本当は
こういう生き方がしたいんだったとか、
こういう自分になりたいんだったとか、
そういう隠れていたものたちが
浮かび上がってくるようにして、初めてわかる。
周りが暗い闇だからこそ見えてくる、
夜道でピカピカ光るわんこさんの首輪
みたいな感じだと思ってます。
前回は
「枠の外」からメンター的な人が
「こっちにおいでよ〜♪」って、
「枠の外」へと誘ってくれるパターンの話。
それに対して今回は
「枠の中」にいるヴィラン的な人が
「いい加減、そろそろ新しい世界へ行ってくれぇぇいっっっっ!!!!」
って、「枠の外」へと
強制的に追い出してくれるパターンの話。
スタンスは全然違うけど、
主人公を「枠の外」へと向かわせる役割
っていう点では同じなんですよね、、!
***
私自身の人生を振り返ってみても、
まったく同じことが起こっていて。
「ここで人生が大きく変わった!!」
っていう分岐点になったポイントには、
・「枠の外」へと誘ってくれたメンター
・「枠の外」へと強制的に追い出してくれたヴィラン
の、どちらかと出会ってるんですね。
いつまでも安心快適な日常に
とどまろうとしてたら
「いやいやいやいや、もうさすがに次のステージに進みなさいよwwマサラタウンはもうクリアしたじゃないのよwww」
って、強制的に日常から「枠の外」へと
”追い出して”くれたヴィラン。
「あらゆる手は尽くしたけど、もうこれ以上どうにもならんぜよ、、、」
っていう時に、
「いいえ、あなたにはこういう道もあるのですよ、、、(ニコッ)」
って、「枠の外」へと優しく、
でも力強く”誘って”くれたメンター。
その時の自分に必要な人が、
きちんと現れてくれていたのです。
そう考えたら、
人生に「敵」はいないなぁと。
自分の人生のストーリーを進めてくれる、
「枠の外」へと向かわせてくれる役割の人が
その役割をまっとうしているだけで、
本当の「敵」は、いない。
自分の人生にヴィランが登場してきたら、
それは
「枠の外」へと行くタイミングがやって来た!!
っていうサインなんですよね。
「私にとっての”枠の外の世界”って??」
というのを、
一旦立ち止まってじっくり考えるための、
「人生のティータイム」の時期だと思ってます。
しっかりティータイムして、
心も体も休めて、十分に温まること。
たっぷりぽかぽかをチャージできたら、
これまでとこれからと向き合って、
軌道修正して、また進んでいく。
ヴィランの登場によって鳴り響くのは
「戦いのゴング」ではなく、
「ティータイムの鐘」なのです。
…………ティータイムの鐘って、なに??笑
ではまたっっʕ•ᴥ•ʔ
人生のストーリーを大きく動かしてくれるのは、メンターとヴィラン。
