マウントを取るのは、自分に自信がないから

  • URLをコピーしました!

「所有しているものの価値」と

「自分自身の価値」は全くの別物

 

というエピクテトスの話を

前回書いていたのだけど、

その時にふと思い出したことを、、

(前回の記事はこちら^^)

 

 

中学生くらいの時に

ワンピースを読んでいたんだけど

(多分1巻とか2巻とか、かなり始めの方)

 

その街を牛耳っている恐ろしい権力者が

自分の父である、ということを印籠に

街の人々に暴力的なことをしたり、

好き放題に迷惑をかけている若者がいて。

 

「俺の親父は○○だぞ!!!」

 

みたいなのが口癖で、

それを言われたら街の人は

悪業を黙って見過ごすしかなくて、、

 

という状況の中で、

確かルフィだかゾロだかが

その傍若無人マンに盛大な一発を

お見舞いするのです。

 

 

人生で初めて殴られたとかで

”俺の親父印籠”も使えないものだから、

その殴ったやつに復讐するべく

お父さん本人に成敗をお願いしに行くのだけど

 

なぜかそこで、

お父さんに殴られるんですよね。

 

「偉いのは、お前じゃなくてお前の親父。」

 

今までお前を殴らなかったのは

お前が殴る価値もないようなやつだから、

みたいなことを面と向かって言われる。

 

 

傍若無人マンはかなりの悪者だけど、

さすがにかわいそうだなぁとか思って

敵ながらちょっと同情した、、

 

という20年くらい前の感情を

エピクテトスの言葉でふと思い出していました。

 

 

 

 

ドラマとか見てても、

こういうセリフって結構多いなぁと。

 

自分のパートナーの職場のポジションとか、

友人に有名な人がたくさんいるとか、

自分の住んでいるマンションの階とか、、笑

 

そういうのを武器にして

相手を病ませるほどのマウントを取ったり、

自分が良ければそれでいい、のような

迷惑でしかない言動が普通になっていたり。

 

 

そういうキャラの人って

一見、自信に溢れていそうな

きらびやかな雰囲気の人に見えるんだけど

 

本当は自分に自信がなかったり、

劣等感がすごく強かったり、

心が満たされない何かがあったり、、

 

見た目や言動とは正反対のものを

ひっそりと抱えているんですよね。

 

 

自分に自信があって

心も満たされていたら、

マウントをとる必要もないし

「自分以外の何か」を武器にして

戦うようなこともしなくていい。

 

 

素敵な人だなぁと

私が常々憧れている人たちは、

そんなとってつけた武器に頼らない

「素の人間力」みたいなのが

圧倒的に磨かれている人だなぁと思いますダイヤモンド

 

 

***

 

 

そういえば私の友達で

漫画の出版社に勤めてる友達がいるんだけど、

マウントの権化のような悪女が出る話は

いつの時代も人気らしい、、笑

 

そしてその悪女を

いかに読者がスカッとするストーリーで

自業自得な袋小路状態に追い詰めるか、が

ポイントになってくるようです。

 

 

なるほどね、、、!!昇天

 

 

 

ではまた〜^^

 

原田しおり

 

  • URLをコピーしました!
目次